ジャカルタ出張記
会社として無事に2期を締め、第3期は海外案件の比率をあげていこうと思っていた矢先、インドネシアでシステム開発を行うことになり、ジャカルタ・バリに行ってきました。初めての国、初心を忘れないための記録...φ(◎。◎‐)
(間違っていたら適宜直します…)
ジャカルタはとにかく都会
スカルノハッタ国際空港に到着して、タクシーで都市部に向かうと林立する高層ビル群が現れます。経済発展状況はバンコクと一緒です。
交通渋滞
そして都市部に近づくとすさまじいほどの渋滞。
iPhoneのマップを見ると、あまり見慣れないどす黒い色になっています。
ジャカルタにはBTSやMRTといった高速鉄道がなく、ほとんどの人が車・バイクで移動するため、ひどい交通渋滞が日常茶飯事。
そこで1992年から政府が打ち出したのは、中心部に入るためには3人以上の人が乗らないといけない「3IN1」という施策。
一定量の効果があったものの、3人を満たすため「ジョッキー」という乗るだけアルバイトが出てきたり、睡眠薬を飲ませた子供を車に入れて、その子が死んでしまうという悲惨な事故が起きたりと、脱法の手段もどんどんエスカレート。
結局、今年の4月から3IN1は廃止となったのですが、渋滞はさらに悪化した模様。
2018年のジャカルタ都市高速鉄道開通まではこの状況が、まだまだ続くかもしれません。
「3イン1」 1週間停止 渋滞緩和せず正式廃止も 来月5日から
ジャカルタ地下鉄(MRT) インドネシア初の地下鉄が日本パワーで建設中~! ソウル情報局
トランスジャカルタ
鉄道の代わりにあるのが、トランスジャカルタという専用バス。
バスとはいえ、専用道路が用意されており、このバスだけがスムーズに走れるようになっています。
意外にいろんなところで通じており、利用頻度が高かったです。
ショッピングセンター
どこの国でも同じだなぁと思うのが、ショッピングセンターの雰囲気。
若者がスマートフォンを見ながら、友達とおしゃべりする様子はバンコクでもよく見る風景です。
ショッピングセンターも、Plaza Indonesiaという高級デパートや、fxと呼ばれる若者向けのショッピングモールなど様々。
インドネシア特有なのはムスリム向けの礼拝所や、おしゃれなヒジャブ屋さんなどが並んでいるところですね。
ヒジャブファッションショーなども開催されています。
AKBの国際版グループ・JKT48の劇場にも軽く見に行ってきたのですが、国が変われど、ファンの様子はどことなく、日本のアイドルファンに通じるものがありましたね。
ちなみに、JKTの仲川遥香さんはインドネシア語をかなり勉強しているらしく、今ではペラペラで、ジャカルタのTV番組やCMなどに出演するくらい人気者になっているようです。
2016年には卒業するとのことなので今後の活躍に期待!
日本が誇るべき“ファーストラビット ” AKB48から移籍したJKT48仲川遥香の軌跡
日本旅行
インドネシア人の訪日数もタイと負けないくらい伸びており、ジャカルタのHISカウンターも多くの相談客で賑わっていました。
四季を感じる旅行や、名物料理やディズニーを目的とした観光など、さまざまな広告がところ狭しと並んでいます。東京・大阪・京都のゴールデンルート以外にも北海道などのパンフレットも多数見られます。
イスラム教に対する意識や働き方
今回のプロジェクトで一緒になったインドネシアの会社の人とも話をしてみました。
若い人は、ハラールに対しての意識はまちまちで、中には豚骨ラーメンも普通に食べるようなアバウトなムスリムもいるとのこと。
とはいえ、6月のラマダンに入ると、ほとんどのムスリムが日が出ている間は水はおろか食事を取らなくなり、就業開始時間も7時・8時・9時と勤務シフトを変更し、ムスリムは朝早めのタイミングで出社して早々に帰ってしまうのだそう。
その間の彼らの仕事のパフォーマンスは、通常時の半分か、それよりもさらに低く、企業側としても頭が痛い問題なのだとか。
インドネシアのLINEスタンプは、ラマダンの辛さを表したものも数多くあって、面白いです。
ムスリムが圧倒的に多いとはいえ、スタッフにはキリスト教やヒンドゥーもいて、彼らは断食中のムスリムの目の前でも、平気でご飯を食べます。こういうところは、寛容な多民族国家ならではですね。
ラマダンが空けるとレバランといわれるお祭りが開かれ、企業側も一斉にお休みに入ります。この時には、ボーナスが支給され、多くのインドネシア人は故郷に帰るとのこと。
逆にお金がないインドネシア人は、なんとかお金を得ようとするため、この時期には犯罪も多くなってしまう傾向にあるらしいです。
…とここまでが自分の出張備忘録になります。
数十回往復したタイと比べるとまだまだよくわからない部分も多く、認識違いもありそうですが、自分なりに吸収して、今後に生かしていければなあと思う今日この頃です。